理容ミュージアム

Barber’s Combs

櫛は縄文時代の遺跡から発掘されるほど昔から使われていた道具です。江戸時代では髷を結う道具としてなくてはならぬもので、髪飾りとしても珍重されました。また、厄除けなどにも使われたことがあり、その種類は多種多様でした。

元禄以降、江戸で用いられた櫛の8割は木曽製の木櫛であったと言われます。材料はミネバリ、ツゲ、ナシなどの硬木で、髪結具や優雅な髪飾りとして発達しました。

現在の櫛に近いものが輸入されたのは明治10年頃と言われ、西洋型の櫛が本格的に理容道具として使われるようになったのは明治末期から大正期頃でした。

髪結具には、あいは櫛、はけこき、とき櫛、びん櫛、すき櫛などがあり、そのうちのあいは櫛、はけこき、とき櫛の三種のものがミツ櫛と言われました。材料はツゲの木が主ですが、すき櫛の歯は竹で鞘は木でした。ちょんまげ時代の櫛は現在、相撲の床山が受け継いでいます。

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寄贈者 川喜田長治氏(千葉)/日本理容七和会/南沢広治氏(東京)