理容ミュージアム

くし(外国製)

Imported Combs

(写真1枚目)アメリカ・ペンシルヴァニア州、フォールシントンのジョン・ミラー氏が、アメリカ男性の30~40%の人がフラット・トップ刈りブームにあることを知り、理容師の技術のスピード・アップと労力の節約のために開発したくし。理容師であるミラー氏がフラット・トップ刈り用のくしを考えついたのは、第一に、フラット・トップに刈るには長時間かかるので、理容師が一日に刈れる数がしれていること、第二に、髪を刈ってもらうために待つのを嫌がる客が多く、他の店を探しに出てしまうことがよくあるからでした。

くしはアルミニウムと鋼の合金でつくられ、軽く、錆びず、腐食せず、どんな溶液にでも、また熱湯でも完全に滅菌できるのが特徴です。また、フラット・トップ刈りの正確を期するため、くしに3インチの水準器も取り付けました。くし全体の大きさは横5インチ半、縦9インチ(3インチの把手を含む)で、把手には穴を開け、使わない時に下げられるようにしてあります。アルミニウムと鋼の合金製なので、落としたりして歯が曲がっても真っ直ぐにすることができます。(社団法人日本理容美容通信教育サービス・センター事務局『学習だより』第36号 昭和32年8月1日発行 より)

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寄贈者 日本理容七和会ほか